これまでずっと内装のことなどばかりだったので、たまにはオートバイ屋らしいことも書いてみようと思います。
これの修理ではいってきました。
SR400。
オーナーAさんが、個人売買で購入したばかりで、いろいろと不安ということで、ついでに点検もすることになりました。
テーマは「安心して乗れるようにする」です!
点検つっても何をやってるのかよくわからないと思うので、一部公開します!
まずはフロントブレーキの点検。
ドラムブレーキなので、中身が見えないため、すべてバラして点検します。
メーターギアのところにナゼか水が入っていたので、今回はこちらもバラしてみました。
ブレーキは掃除して、シューの残りやカムの状態をチェックします!
今回のは状態がよかったので、新しいグリスを塗って組み付け調整。
ついでにステムベアリング、ホイールベアリングもチェックします。
▼裏側の方もきれいになりました。
▼後ろのブレーキも同様にやります。
▼SRの弱点その1、コレ。
この部分がグリス切れによりガタがでます。
掃除後、グリスを塗って組み付けます。
▲ダンパーもOK!
SRの弱点その2、スイングアームのシャフトのところ。
ここもグリス切れにより抜けないことがよくあります。
抜けない場合は最悪スイングアームを切るこになってしまいます。
今回も実は抜けなかったのですが、幸いなことに、叩くだけで何とか抜くことができました!
▼下の写真は掃除後のシャフトとベアリングなどです。
▼スイングアームを外したついでにブレーキのコレ↓も外しました。
キレイに掃除して…
▼高級グリスを塗って…
組み付けます!!
どの部分も、掃除→点検→グリスアップ→組み付けの流れがメンテナンスの基本です。
あ、あと、ナンバーステーも折れていたので、こちらも溶接しておきます。
オーナーさんが配線も気になっていたようなので、ショートしそうなところはないか1本1本チェックし、見栄えよくまとめあげます。
本当は配線を作り直したいところだけど、今回は予算の範囲内で収めるため、まとめるだけにしました。
↓
▼こちら(中央の黒いビニールテープの部分)もちょっとアレなので…
▼せめても…と思い、これに変えました。
▼シート下の配線もシートで踏んだりしないかなどチェックします。
あとは、プラグのチェック、増し締め、各部給油、溶接を済ませた後、
調子をみながら試乗を100キロほど行った後、様子を見て、問題がなければ完了です!!
やっていることは当たり前のことですが、命を預ける乗り物だからこそ、当たり前のことこそ丁寧にしっかり行い、オーナーさんに安心して乗っていただきたいと思っています。
SHALLOWから納車する際、車検時は必ず点検を行っていますが、それ以外でも受け付けしていますので、お気軽にご相談ください。
点検作業は通常2~3万円ほど頂いていますが、今月いっぱいに限りオープン記念価格でお安くしておりますので、この機会に是非!
- SHALLOW
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